【C言語】Windows10に環境構築する方法(eclipse編)

【C言語】Windows10に環境構築する方法(eclipse編)

最近、Windows10にC言語の開発環境としてeclipseをインストールしました。
その際、ちょっとした失敗もあったのでその内容も含めて簡単な手順を紹介したいと思います。

こんな方の参考に
  • C言語勉強のため、Windowsパソコンに環境構築した
  • Windowsパソコンに eclipseをインストールした事がない

eclipseのダウンロード

まず、今回インストールする eclipse の媒体をダウンロードします。
eclipse日本語版のダウンロードといったらこのサイトです。
Pleiades All in One ダウンロード

Pleiades All in One ダウンロードページ(その1)
Pleiades All in One ダウンロードページ(その1)
Pleiades All in One ダウンロード(その2)
Pleiades All in One ダウンロードページ(その2)

ダウンロードの注意点

後で重要

Pleiades All in One ダウンロードのページにも記載されている内容
・Windowsで解凍するには7-Zipで解凍する
・Pleiades All in One 3.4 以降ではデフォルトで UTF-8 に統一されている
Full Edition には Eclipse 実行用の Java が付属している。

eclipseの解凍

ダウンロードしたファイルをインストールしたいディレクトリに7-Zipで解凍します。(7-Zipはここから入手できます
解凍した際、ディレクトリ階層が深くなるのでインストール先は、ドライブ直下がオススメです。

7-Zipで解凍(その1)
7-Zipで解凍(その1)
7-Zipで解凍(その2)
7-Zipで解凍(その2)
7-Zipで解凍(その3)
7-Zipで解凍(その3)
7-Zipで解凍完了
7-Zipで解凍完了

eclipseの起動

解凍してできた pleiades フォルダの中の eclipse フォルダにある eclipse.exe を実行します。

eclipse起動(その1)
eclipse起動(その1)
eclipse起動(その2)
eclipse起動(その2)
eclipse起動(その3)
eclipse起動(その3)

ワークスペースは、これから eclipse で使う作業ディレクトリの指定になります。
デフォルトのままであれば、eclipse フォルダと同じ階層に workspace フォルダが作成されます。

eclipse起動完了
eclipse起動完了

私が体験したeclipse起動時のエラー

私が体験したエラーは、eclipse 起動時に
Java was started but returned exit code=13 が表示されて起動しない。
その時表示された画面が以下の画像です。

eclipseが起動しない
eclipseが起動しない

【原因その1】
eclipseを実行するために必要なJava環境がインストールされていなかったことによるものでした。
正確には、Javaの環境自体はインストールされていましたがインストールされていたのは 32bit版 のJava環境で、64bit版の環境がインストールされていませんでした。

【原因その2】
eclipseをダウンロードする際、Full Editionは容量が大きかったのでStandard Edition をダウンロードしてインストールしたため eclipse実行用のJava環境が含まれていませんでした。

eclipseの設定

eclipseで C言語 のプログラムを作るにあたりデフォルトの文字コードをUTF-8からMS932へ変更します。

ウィンドウメニューから設定を選ぶ
ウィンドウメニューから設定を選ぶ

eclipseのウィンドウメニューから設定し設定ウィドウを表示します。

デフォルト文字コードをMS932に変更する
デフォルト文字コードをMS932に変更する

一般の中からワークスペースを選び、テキストファイルエンコードの部分でデフォルト(MS932)の方を選択します。
最後に「適用」ボタンをクリックしウィンドウを閉じます。

eclipseでhello worldを作ってみる

これで準備ができたのでプログラムの最初によく作るhello worldを作成してみたいと思います。

プロジェクト作成
プロジェクト作成

ファイルメニューの新規作成から「C/C++プロジェクト」を選択します。

プロジェクトのテンプレート選択
プロジェクトのテンプレート選択

プロジェクトタイプとして「C管理ビルド」を選択して次へ進みます。

プロジェクト名とタイプを選択
プロジェクト名とタイプを選択

プロジェクト名を入力し、プロジェクトタイプから「空のプロジェクト」を選択しプロジェクトの作成を「完了」します。

プロジェクト作成完了
プロジェクト作成完了

プロジェクトの作成が完了すると画面に作成したプロジェクトが表示されます。

ソースファイル作成
ソースファイル作成

ファイルメニューの新規から「ソースファイル」を選択します。

ソースファイル名入力
ソースファイル名入力

ソースファイル名を入力し、ソースファイルの作成を「完了」します。

ソースファイル作成完了
ソースファイル作成完了

画面に作成したソースファイルが表示されます。

hello woldソース入力
hello woldソースコード入力

ソースファイルにhello woldのソースコードを記述します。

#include <stdio.h>

int main(int argc, char* argv[]) {
	printf("ハローワールド!\n");
}


コンパイルしてデバッグ実行
コンパイルしてデバッグ実行

ソースコードの入力が終わったら、金槌マーク(①)をクリックしてコンパイルを実行し、エラーがなければ虫マーク(②)をクリックしてデバッグ実行します。

デバッグ構成タイプ選択
デバッグ構成タイプ選択

デバッグ構成でデバッグ構成のタイプ(C/C++アプリケーション)を選択します。

デバッグ構成タイプ選択完了
デバッグ構成タイプ選択完了

デバッグ構成が追加されたので「デバッガー」タブを選択します。

デバッグ構成オプション設定
デバッグ構成オプション設定とデバッグ実行

デバッガータブの中で 「Use external console ~」の 部分をチェックし、外部コンソールを使用するように設定し、デバッグを開始します。
この設定は、プログラム内で scanf などを使用してコンソールからの入力ができるようにするための設定です。

デバッグ時のパースペクティブ切り替え
デバッグ時のパースペクティブ切り替え

デバッグ時のパースペクティブ(表示)を切り替えるため「常にこの設定を使用する」をチェックし、「切り替え」ます。

デバッグ開始
デバッグ開始

デバッグ実行が開始します。
プログラムが終了すると、コンソールも閉じてしまうので、「F6」キーでステップ実行で進めます。

「F6」キー:ステップ実行
「F8」キー:実行再開

出力内容確認
出力内容確認

コンソールに「ハローワールド!」が表示されました。
「F8」キーでプログラムの実行を再開し終了します。

Windows10に環境構築する方法まとめ

今回は、Windows10にC言語の開発環境としてeclipseをインストールし、 hello world のプログラムを作成・実行しました。

インストールとプログラムを作成・実行する際の注意点は以下になります。

注意点まとめ
  • ダウンロードするファイルは、Full Editionを選択すること。
  • ダウンロードしたファイルを解凍する際は、7-Zipを使用すること。
  • 解凍先はなるべくドライブ直下にすること。
  • デフォルト文字コードをMS932へ変更すること。
  • デバッグ実行する際は、外部コンソールを使用するようにすること。

Windows10でC言語の開発環境としては
この eclipse のほかマイクロソフトのVisual Studio系もありますが
既にJava言語で eclipse を使っている とか これから Java言語を勉強しようと考えている人にとっては、どちらの言語でも eclipse が使えるのでオススメです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA